臼井霊気療法の日本国内での普及

(療法名) 心身改善臼井霊気療法   (団体名) 臼井霊気療法学会

​ 肇祖  (創始者) 臼井甕男      <<治療所運営 療法指導>>

                   初代会長  臼井 甕男  (創始者)

 門下生     約2千名        2代会長    牛田従三郎  (海軍少将)    

 神秘伝伝授与者 21名        3代会長    武富 咸一  (海軍少将) 

                   4代会長    渡辺 善治  (哲学者)

                   5代会長    和波 豊一  (海軍中将)

牛田従三郎(海軍少将)        6代会長    小山 君子  (主婦)

武富 咸一(海軍少将)                                    7代会長    近藤 正毅  (大学教授)

今泉哲太郎(海軍少将)                                    8代会長    高橋 一太  2010.01~

渡辺 善治(哲学者)

和波 豊一(海軍中将)                                               臼井霊気からの分派独立

苫米地善三(政治家)          江口俊博 <<江口式てのひら療法>>

氏名略   14名                                                      冨田魁二 <<冨田流手当療法>>

林 忠次郎(海軍大佐)                                         林忠次郎 <<林霊気研究会>>

日本の霊気から世界のレイキへ(概要)

臼井甕男先生(1865~1926)は「超人的霊能者」「手当療法中輿の祖」と讃えられ、臼井霊気療法は一世を風靡しました。門弟は2千人を超えたと記録されていますが、臼井先生から神秘伝を与えられたのは21名(内女性3名)でした。また、臼井先生と門下生の治療で救われた人は、数十万人とも数百万人以上とも言われています。

林忠次郎先生(1879~1940)は海軍大佐で、退役後の1925(大正14)年に臼井先生から神秘伝を受けました。臼井先生は林先生に、「医学的見地から臼井霊気療法をより進化させてほしい」と指示され、東京信濃町(現新宿区)で霊気療法専門の治療所を開業しました。

 臨床体験を生かすため「林霊気研究会」をつくり、臼井霊気療法をベースに、独自の理論と技法を加えて、新しいスタイルを確率されました。(これが西洋レイキの基礎となりました)。

 林先生は臼井先生の没後、林霊気研究会として独立しましたが、独立後も臼井先生を深く敬愛し、「臼井先生遺訓・五戒」を説いて、臼井霊気療法を伝授する形をとり続けました。

 林霊気研究会が設定した神秘伝者は13名だったといわれ、女性は林知恵夫人と高田はわよの2人だけでした。林先生は1940(昭和15)年に死去され、第2代会長は知恵夫人が継承しましたが、知恵夫人の死去で林霊気研究会は消滅してしまいました。

高田はわよ先生(1900~1980)はハワイ生まれの日系女性で、難病のため余命僅かと宣告され、1935(昭和10)年に日本へ帰ってきました。林先生の治療所を紹介され、霊気治療を受けた結果、3ヶ月で症状が消え8ヶ月後に完治。感激した彼女は、林先生のもとに入所して約1年間学び、奥伝を取得してハワイに帰り、現地でレイキ・クリニックを開業しました。

 林先生が1938(昭和13)年にハワイを訪れた時、高田先生は林霊気研究会の神秘伝を与えられました。その後もレイキ治療に専念していましたが、晩年になってから22名のレイキマスターを養成しました。この22名によって、REIKIが世界に広められ、わずか20年で500万人を超える人々がレイキを活用するようになり、今もその数は増え続けています。

 

 高田先生は、1980年12月に死去。翌年、彼女の育てたマスターたちのうち17名がハワイに集まり、1週間を過ごしました。この年(1981年)、高田先生の孫娘であるフィリス・フルモトがレイキ・アライアンスを設立して、高田先生の後継者として役割を引き継ぎ、21名のマスターがこれに参加しました。

 別の考えをもつバーバラ・レイ(文化人類学者)は、アライアンスには参加せず、1982年に、アメリカン・インターナショナル・レイキアソシェーション(現在はラディアンス・テクニークと改称)を設立しました。こうして、高田先生のレイキの流れは、大きく2つに分かれることになりました。この2つがアメリカにおけるレイキの2大団体と呼ばれています。

 2大団体の流れを汲みながら、カリキュラムを自由に組み替えたフリーラインと呼ばれる系統があります。フリーラインは伝統的なものに縛られず、料金も安価なところが多いため、広く普及しています。フリーラインは、正確なエネルギー系統図を持たず、単に臼井レイキ、臼井式レイキと称しているところが多く、内容は玉石混淆だと言われています。

 2大団体やフリーラインなどが、それぞれ独自に普及活動をしており、アメリカ以外ではカナダ、イギリス、オランダ、フランス、スペイン、オーストラリア、ドイツ、ブラジル、アルゼンチン、チリ、シンガポール、インド、ロシア、その他の国々にも普及し、さらに台湾、香港、韓国などにも広がりつつあります。

 日本でも、逆上陸という形で1980年代後半から普及し始めました。現在では各種の流れを汲む西洋レイキが輸入され、これを学んだ人たちは約20万人(2011年末)と推定されます。

​ 海外では臼井先生の伝統霊気は消滅したと教えてきましたが、臼井霊気療法学会は現在も存在し、臼井先生以来の伝統を継承しています(この事実は、書籍「癒しの現代霊気法」で紹介され、インターネットによって海外に発信されるとともに、カナダのバンクーバーで「ジャパニーズ・レイキ・ワークショップ」が開催されてから、広く知られるようになりました)。ただし、現在は公開伝授(一般への普及)を中止し、家庭療法に限定して会員と家族のみで実践されています。